ベタ・イバノルムはボルネオ島の北西部を占めるマレーシアのサラワク州南部、
同州の州都クチン周辺に分布するアカレンシス・グループの中大型種です。
イバノルムとはサラワクの主要民族で、首狩り族として有名なイバン族にちなんで命名され、
ベタ・イバノルムとは「イバン族のベタ」という意味です。
本種はベタ・アカレンシスと同じグループですが、本種のほうが全体的に細身で、
下アゴが長いという特徴があります。また目にかかる黒いバンドがよりはっきりと入ります。
このたびはマレーシアとインドネシアの国境近くのスンガイクリックで採集されました。
ベタ・イバノルム(スンガイクリック産)のオス個体(右側)とメス個体(左側)
同じくメス個体(上側)とオス個体(下側)
本種のメス個体
画像はあくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。