TBCベタコンテスト
日本では一般的にショーベタというとハーフムーンタイプのベタを思い浮かべることが多いと思うが、ほんとうはショー(コンテスト)に出品できるレベルのベタなら、どんなタイプのベタでもショーベタである。 |
今回開催されたコンテストも、前回のジャカルタでのコンテスト(本誌3月号に掲載)同様、アメリカに拠点を置くIBCが公認する国際コンテストで、その傘下で地元のTBC(タイランド・ベタクラブ)が主催している。前回も述べたが、IBC公認のコンテストでは、IBCの公式審査員のみが、その審査基準によって出品されたベタを審査する。 |
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今回のコンテストは、TBC会長Jesda氏の自宅の中庭で行われ、厳選されたハイレベルのブリーダーコンテストといった印象であった。自宅といっても、バンコク中心部の超高級住宅地にある大豪邸である。 |
ここがコンテスト会場の一部。水温にデリケートなワイルドベタは、別にエアコンのある室内で展示された。
その会場でコンテスト目録を読んでいると、なぜか私の名前が載っている。何のことかとよく見てみると、アプレンティス・ジャッジ(見習い審査員)と書いてあるではないか。私は自分が知らないうちに、審査員トレーニングをすることになっていたのだ!みんなに訊くと「当然だろ、何しに来たんだ」というではないか。 |
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実は今回のコンテストには、試しに当店で販売しているベタをこのコンテストに出品していた。 |
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今回のコンテストは前回(ジャカルタ)のような傍観者ではなく、見習い審査員になったり、はたまた出品したワイルドベタが優勝と準優勝を独占したりと大忙しであった。しかし、海外のベタコンテストで日本人として初めて優勝し、さらに準優勝も同時に獲得したのは大変光栄なことであった。また、同じ趣味を共有する者たちの集いがこれだけ楽しいものなのかと改めて実感した。こうやって、ベタという趣味の輪が広がっていくのかと、納得させられたような気がしたコンテストであった。 |