ベタ・レナータは、スマトラ島ジャンビ州に分布するワセリーグループの大型種です。
色彩は極めて地味ですが、各ヒレが長く伸長する素晴らしいフォルムをしており、
大柄な体格とあいまって、見事な姿を見せてくれます。
そして本グループの種類は他グループのベタと比べて、眼が大きいのが特徴です。
また本種を含めたワセリーグループの大型種は、
マクロストマやオセラータなどのユニマクラータ・グループの大型ベタに負けないぐらい大きく成長し、
とくにヒレを長さを含める全長では、ユニマクラータ・グループを凌駕する大きなになり、
本種はワイルドベタのなかで、もっとも大きな種類のひとつといえるでしょう。
現地ではブラックウォーターの細流に生息しておりますが、飼育は比較的容易で、
また繁殖においては、ときには100匹以上の稚魚を出すことが知られています。
ベタ・レナータのオス個体(手前)とメス個体(後ろ)
ベタ・レナータのメス個体。
スマトラ島ジャンビ州スンガイブルタムにあるベタ・レナータの生息地。
ジャングルの中を流れるブラックウォーターの細流で採集されました。
画像はあくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。