ベタ ルブラは、19世紀末に学術記載された、歴史のあるベタです。
しかしその後、つい最近までアクアリウムの世界に姿を現さず、
幻のベタとして存在してきました。
しかし2007年に私が現地の人とともにスマトラ島で探索の結果、
ついに100年ぶりに本種を発見し、世界に紹介いたしました。
<そのときの探検記が月刊アクアライフで紹介されました!>
本種は、スマトラ島北部のアチェ州と北スマトラ州に分布する、
フォーシー・グループの中型ベタです。
ルブラとは、ラテン語で赤を意味する言葉で、その名のとおり、
本種は赤を基調とした色彩で、体側にはヤマメを思わせる
パーマークのような独特の縞がはいり、各ヒレには青白い縁取りがはいります。
さらに発色時には、体表がほんのりとメタリックグリーンに輝く、
とても美しいワイルドベタです。
ほかのフォーシー・グループのベタと同様、弱酸性の軟水を好み、
アルダーシードを入れたブラックウォーターでの飼育が適しています。
ワイルドベタの仲間では、比較的温和な性格で、数ペアのグループ飼育も可能です。
繁殖は、口の中に卵を咥えるマウスブルーディング・タイプです。
状態良く飼育していると、ある日突然繁殖行動を見ることができます。
メスが産んだ卵をオスが咥えたまま、2週間ほど面倒を見ます。
その後、オスの口から稚魚が飛び出してきます。
他の種類に比べて、産む数や稚魚のサイズは小さめですが、
最初からブラインシュリンプを食べて成長していきます。
今回北スマトラ州のバルースという地域で本種が採集されました。
下記の「お買い物ガイド」をお読みになって、内容をご確認のうえご注文下さいね。
導入直後のベタ・ルブラ。飴色の体色に黒い縞がはっきり入る。
見事な発色のオス成魚。
ベタ・ルブラのペア。手前がオス。
手前がメス。オスのような縞が見られない。
ベタ・ルブラの繁殖行動。他のベタと同様にオスがメスに巻きつくようにして産卵させる。
これが、ベタ・ルブラの新しい生息地です。以前の生息地よりもっと奥地にあり、
古いゴムのプランテーションの中を流れる細流に生息しています。
画像はシンキル産であくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。
■ みなさまのレビュー【お客様の声】
おすすめ度 | 南川様 | 2024-09-23 |
ルブラは、雄が含んでいる時に飛ばしてしまい その後は、ブリード物はイメージの色がでず、ワイルドは 状態悪いが続いていました。世代の落ちていない品質の安定で 定評のある御社で、今回購入させて頂きました。 期待通りの婚姻色を目指し大切にします。 |
||
お店からのコメント
2024-09-23
ありがとうございます。
そうでしたか。 当店の品質を信頼いただき、我々もうれしく思います。 ぜひご期待の婚姻色を見せてほしいですね。 |
おすすめ度 | 藤の華様 | 2023-02-07 |
アグススライドで飼育してたのですが 最初に購入したペアは少しの隙間から仲良く飛び出しで☆になりました それを受け止めネット等で僅かな隙間でも埋めるという事を教えてくれたベタだと思いました |
||
お店からのコメント
2023-02-08
残念なお知らせです。
仰せのとおり、ワイルドベタは微かな隙間からでも狙って飛び出しますので、 わずかな隙間でも埋めることは大切です。 ワイルドベタの飛び出しは多い事例ですので、 当店ウェブサイト内「ワイルドベタの飼育繁殖」でも ご注意されるように呼び掛けております。 |
おすすめ度 | hide様 | 2021-03-03 |
レビュー遅くなりました。10日ほど経ちましたがとても仲良しで元気に暮らしています。ルブラを飼うのが夢だったのでそれが叶い毎日感動の日々!♂の色はまだまだですが2世誕生までが楽しみです。わからないこととかまた相談させてください、よろしくお願いします | ||
お店からのコメント
2021-03-03
お忙しいところ、ありがとうございます。
仲良しで元気に暮らしているとお聞きして、何よりでございます。 上手く繁殖してくれるといいですね。 はい、ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。 |