ベタ シモルムは、スマトラ島中部に分布するベリカ・グループの大型ベタです。
シモルムとマレー半島に分布するベリカの2種だけでベリカ・グループを形成し、
泡巣タイプのベタとしては大型で10cmを超える大きさに成長します。
現地ではブラックウォーターの湧水域に生息しており、カリマンタンでのベタ・フォーシーの
生息地に似ています。
ボディーやヒレはメタリックグリーンに輝き、また光の当たる角度などによって、
色彩が七色に変化する、とても派手で美しい種類です。
ベリカとはよく似ており、本種のほうが頭に丸みがあるのが特徴ですが、
実際に見分けるのは難しいです。
飼育は比較的容易ですが、繁殖がやや難しいので、繁殖させるにはメスに十分エサを与えて抱卵させ、
水質は弱酸性の軟水にして、アルダーシードを用いた琥珀色の飼育水を用います。
繁殖は、水面に泡巣を作りますが、スプレンデンス・グループに比べると泡巣は小さめです。
繁殖の際は、親魚の体色が藤色に変化し、息をのむ美しさです。
生まれてきた稚魚は、比較的大きく、最初から孵化したてのブラインシュリンプを食べることができます。
ベタ・シモルムは、スマトラ島の熱帯魚輸出業者、トーマス・シム氏にちなんで命名されました。
今回スマトラ島ジャンビ州のスンガイブルタムより採集個体が入荷しました。
このたびはメスのみの販売となります。
下記の「お買い物ガイド」をお読みになって、内容をご確認のうえご注文下さいね。
☆
オス同士は激しく闘争します。
とても美しいフォルムをしています。
ベタ・シモルムのメスです。
画像はあくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。